いい最期の迎え方

朝活ネットワーク名古屋20201221

介護の現場で7年間、その瞬間に立ち合って思うこと

【進行役】三浦知佳さん

【内容】介護の現場で7年間、様々な瞬間に立ち合ってきました。
意外とみなさん、いい最期を迎えているなと思います。
その中でこうした方がいい最期を迎えることができるのでは?と経験の中で思ったことがあります。
後悔につながらないヒントになるお話をお伝えします。

【進行役プロフィール】三浦知佳(みうらちか)
1974年愛知県生まれ。
身内の介護が必要な時に何も出来ない無力さを感じ、介護職を目指す。
リーマンショックがきっかけでヘルパー二級を取得後、紆余曲折の中、介護福祉士を登録。

介護業界で7年間勤め、その中で様々な方を見てきた三浦さん。
人の生死についてのお話でした。

「死について考えるということはどういうことなんだろう?」
自分に何かがあったとき、周りの人はどうしたらいいのか?
元気な時に自分はこうしてほしいと書き残しておくこと。
伝えておくことはとても大切だと感じました。

延命治療してほしいのか?
自分が判断することができなくなったとき、自分の代わりに判断しなければならないのは家族です。
それなら普段からもし自分になにかがあったとき、自分がどうしてほしいのか?伝えておくこと。書き残しておくこと。
私であるならば、両親ともに健在ですが、もし何かがあって親自身が判断できなくなったとき、自分に置き換えて考えると代わりに判断するのは困ってしまう。
でもあらかじめ伝えてくれたり、書き残しておいてくれたらとてもありがたい。

年老いて老人ホームに入る。
でも老人ホームも様々だ。
高級老人ホームから行き場のない方が入居する格安の老人ホームまでさまざまです。
老人ホームに入れば高級なところは別として、自由に食べたいときにご飯を食べるということは難しい。
食事の時間は決まっています。
食事の味も老人ホームによって異なる。
食事は毎日のことだから大切です。
どうしてもカラダのことを考えると薄味の食事であるところが多い。
不満を抱く老人も多い。

そう考えると、健康で自活できる自分であることはとても大切ですね。
自分で生活できる状態を維持することは人の尊厳に関わりますね。
そう考えると普段から自分の健康には気を付けていたい。
でも年を重ねるということは、思い通りに動かないカラダと付き合わなければならない。
いくら気を付けても健康を害してしまうことだってある。

そうなる前に自分で判断できる状態のときに、自分が判断できなくなったときのことは考えておこう。
書き残しておこう。家族に伝えておこう。そう思いました。

三浦さんが接した死が近づいた方のお話。
「インスタントラーメンが食べたい!」という方がいました。
その方はきざみ食という食事であまり味のないものを普段食べていました。
この方の意見を聞いて看護師、現場の職員、言語聴覚士が協力して、みんなが見守る前ででインスタントラーメンを食べることができた。
その方は大変喜びました。
インスタントラーメンを食べるだけでもカラダが弱っている方は大変。
でも本人の意向を尊重して本人の願いを叶えた現場の職員の方々は素晴らしいと思いました。

末期がんの方でどうしても病院ではなく、最後は家で過ごしたいという方がいました。
苦しむ姿や弱っている姿を家族は見る。
家族も世話をしなければならないから大変。
心も折れそうになる。
本人の希望でもあるが、やはり家族は大変なのは事実。

そういうときはやはりプロのチカラを頼むのは大切だし、そのようなことを経験してきた人に相談することも大切。
私にも私の両親にも必ず死はやってくる。
すべての人に死はやってきます。
判断できるときに自分に「何か」があったとき、どうしてほしいかは「エンディングノート」などのツールを使って事前に決めておくこと、家族で話し合った置くことは大切だなと感じました。
なかなか重い話だからやりにくいけど、普段からそのような重い話もできる関係性を家族ともっておくことが、重要ですね。

普段の関係性。
介護の世界で仕事をしている三浦さんの話を聴いて、カラダが弱ってしまったときのリアルなお話を聴くことができて良かったです。
そのための「準備」をしようと思いました。

三浦さん。
体験の基づいた貴重なお話をありがとうございます。
もし自分のご両親の介護などに困ったときは介護の現場を良く知っている、介護福祉士の三浦さんに相談すると良いアドバイスをいただけると思います。