本音を引き出す対話方法

朝活ネットワーク名古屋20190422

進行役:松浦史典さん

テーマ:本音を引き出す対話方法~対話型ファシリテーション。相手が本当に求めていることに気づく方法~

【内容】相手のニーズや課題を汲み取って解決方法を提供する。
これはビジネスシーンでよくある話ではないでしょうか。
しかしながら、そのニーズは相手にとって本当のニーズ、
そして課題なのでしょうか?
そして、提案した解決方法によって、相手の課題は解決されたのでしょうか?
「~がない」という声に応えて支援を続けてきましたが、それによって提案したことが続かない、そして解決されない。 そういった苦い経験から、対話型ファシリテーションは国際協力の現場で生まれました。
課題発見、解決をするときに相手の本音を引き出す対話手法を、松浦の途上国での事例と共にご紹介いたします。

【プロフィール】
松浦史典  名古屋市出身、オレゴン州ポートランドの大学卒業。 2012年~2013 年にNGO職員としてエチオピアにて簡易水道・衛生教育事業に従事。2015年より認定講師として、対話型ファシリテーション研修をNPOのみならず、JICA、企業、行政へも行う。 2015年より名古屋NGOセンター理事を兼務。

国際協力の現場で生まれた対話型ファシリテーション。
事実を知るための質問を積み重ねて、相手の本当のニーズを知る。
解決するべき優先順位の高い問題とは何か?

国際協力の現場。途上国で井戸や水道をつくるプロジェクトにかかわってきた松浦さん。
現地に入り、現地の本当の解決するべき問題を把握するために、現地の人にインタビューします。
ただそのときに「問題は何ですか?」とは聞かない。

気づきを与えて行動を変化させることが目的。
事実のみを聞いていく。

なぜ?
とも聞かない。

なぜ?を聞いていくと
聞かれた側は責められていると捉え、
言い訳をはじめ、本当のことを言わない。
なぜ?に事実の答えは出てこない。

 

例えば、今朝は何を食べましたか?

は事実を聞く質問。
朝食は何を食べるのが好きですか?
この答えには好みや感情が入り、事実を聞く質問でない。

事実を聞いて、相手に問題を気づかせる。
相手に考えてもらう。

だから時間がかかる。

国際協力の現場では、途上国の人々は海外から支援に来た人のことを、何かやってくれる人だと敏感にきづく。
そのようなことも踏まえて、質問しないと
ほしいものを答えられ、真の問題に気づけない。

問題を解決したいという意図を持ち、事実を確認し考えてもらう。
だから会話のクローズはとても大切。
どこで会話を終わらせるか?
答えを言ってしまうのではなく
相手に考えてもらう。
考えてもらうための質問をしていく。

何時に起きたの?
昨日はどうだったの?

あくまで問題を解決するため
に質問をしている。
責めているわけではない。
どのような意図をもって質問を積み重ねる。
あとは相手を信じて待つ。

質問によって
問題がなんであるかをきづく。
対話を重ねる。
信頼関係や思考が深まる。
時間はかかるけど、

対話の中で事実に気づき
解決策を考える
気づいてもらうという手法は、一番の解決の近道で、最も必要なことが相手のためにできる手法であると思いました。

松浦さん。
国際協力の支援現場での経験に基づく、気づきの多いお話しをありがとうございます。

松浦さんが途上国開発支援を務めるNPO法人ホープインターナショナル開発機構
https://www.hope.or.jp

松浦さんがファシリテーショントレーナーを務めるNPO法人
ムラのミライ
http://muranomirai.org